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アポリアの彼方2

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投稿日時
2025-05-25 15:29:55

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シニフィアン

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その日、風はひとつの魂を運び、
空はひとつの声を落とした。

そして世界は、静かに壊れはじめる。

かつて《ミラティス》と呼ばれた都市は、
豊穣と幸福の名のもとに――
魂を飲み干す“寄生する経済”に喰われた。

快楽を餌に記憶を奪う薬。
死と引き換えに増幅される魔力。
その名は《メモリウム》。

そして、すべての記憶を糧にして成長する
世界通貨《GSS》が動き出す。

湖の底で封印された神殿の中、
祈りなき夢を見続ける者がいた。
その名は、もう誰にも呼ばれない。
その姿は、すでに“リリス”ではない。

ユウトが探し続けた面影は、
ただの“妹”ではなかった。
それは、メタモルフォーシスを遂げていく神々の嘆きそのものであり、
人間の欲望が神を形づくる、終わらなき儀式だった。

記憶の断片が、魔力を呼ぶ。
魂の深層が、貨幣となる。
言葉が意味を失い、経済が命を飲み込む。

だが、ひとつの問いだけが残っていた。
「なぜ、君を探し続けたのか?」

その問いが、“世界の裏面”を開く。

『アポリアの彼方2』
――祈りも名前も意味を失った時代に、
それでも残るものは、何か?

──シニフィアン
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